サイトのコンテンツ作りにおすすめなツール「Keywordmap」

新規でWebサイトを制作する際、リニューアルする際にどのようなコンテンツ(ページ)を作ろうかと悩むことがあると思います。自分で検索して競合を調査したり、無料のツールを使用してターゲットワードのボリュームを調べたりと色々しているかと思いますが、今回はそんな調査を時短でき、さらに中々手作業での調査ではわからないことが分かる高性能なツールの紹介をしたいと思います。

そもそもなぜツールが必要なのか

どんなツールが必要かというと、それは「Webサイトが目標としていることをいかに効率よく達成できるか」ということに貢献することが可能なツールが必要です。つまり、その目標達成の効率化を図るために様々なアプローチからデータを提供してくれるツールが必要ということです。

ただツールを何も考えずに使って、データの向こうにいるユーザーを見失ってはいけません。基本的にはユーザーが求めているコンテンツ(ページ)であることが大前提で、その大前提を知ることを補佐してくれるのがツールです。

今回求めていることが実現可能なツールは色々あるかと思いますが、なかなか実体験がないとただの機能紹介になってしまいがちです。よって、以下は私が使用したことのあるツールの紹介となります。

Keywordmap for SEO|Webマーケティングの調査・分析ツール

公式サイトのキャッチコピーには「競合分析から広告調査、コンテンツ作成など10時間の作業を2分にSEO流入増の対策ツール」とあります。

10時間はちょっと大げさかもしれませんが、このキャッチコピーは実態に即しています。
競合サイトの調査、コンテンツ作成に必要な調査の機能が充実しており、どのような内容のコンテンツ(ページ)が必要なのかをサラッとに分析できます。

私がこのツールに出会ったのは、このツールを提供している会社が会社名も違い、今より少し機能面も少ない時期でしたがそれでも効果は抜群でした。
色々悩んでターゲットワードの選定をしたり、検索ボリュームを調べたりしていたときと比べ、比較にならないほど早く作業が進むようになりました。そして、より精度の高いデータに基づく論理的なサイトづくりが出来るようになったと感じました。

コンテンツ(ページ)作成周りの機能

コンテンツ(ページ)作成周りでKeywordmapで出来ることは、キーワードの選定=コンテンツテーマの選定です。
ターゲットワードとしているキーワードを検索しているユーザーが、他にどのようなニーズがあるのかを調査することが可能です。
そしてそのキーワードで上位に位置しているサイトは、どのような内容でどのようなワードを使用しているのかなど傾向を知ることが出来ます。その上位の傾向を真似するわけではありませんが、参考にすることで理論上は上位表示に必要な傾向のページ作成が可能になります。

またターゲットワードで上位に位置している競合サイトが、順位によってどの程度の流入数があり、どの程度の文字数でページを制作しているかも調査することが出来ます。この機能によってターゲットワードで目標とする順位を獲得するにはどの程度の難易度なのかというのがわかります。

さらに自社サイトに必要なキーワードが入っているのかをチェックする網羅チェックという機能もあります。敵を知り己を知れば…ということわざを実践することが出来ます。

私が行っていたことは、ターゲットワードを選定するのに難易度が低く想定流入数が多いワードを探し、そのキーワードで上位を取るには、どのような単語を含める必要があるのかを、上位サイト分析で調べていました。
その結果を元にページの構成を考えて、見出し周りや簡易的な内容を構築しライティング担当者(Web未経験)に投げるということをしていました。

最初は私が調査からページ構成までを行っていましたが、社内共有の意味も含めてライティング担当者などにやり方の共有をしました。そうしたところ、特にSEOの知識などなくてもライティング担当者(Web未経験)だけで、ツールの補助を借り一定の品質のコンテンツを作成可能になりました。
最終的なチェックはしていましたが、このように未経験者の人材でも問題なく一定の品質を保てるというのは人材不足だった環境下では非常に助かった記憶があります。

その他のコンテンツ作成にも使えそうな機能

今回はコンテンツ作りをテーマにしましたが、Keywordmapは他にも色々と使える機能があります。

まずターゲットワードを選定する際に使えます。
候補のキーワードを入力してボタンをクリックするだけで、検索ボリュームや競合性、さらに検索ボリュームは月毎に出るので季節性も調査することが可能です。

自社が獲得しているキーワードや、どのページがアクセス獲得に貢献しているのか獲得キーワード数を調査することも可能です。

また明確な競合サイトが存在するのであれば、自社サイトと競合サイトを比較して、アクセス獲得しているキーワード順位の違いを発見することが出来ます。自社サイトで競合サイトが獲得していないキーワードがあったら、そのキーワードを獲得するためのコンテンツを作るなど、競合サイト対策が可能です。

その他には、私が使用していたときにはなかった機能ですが、現在はキーワードごとにSNSで反応が大きかったページを知る機能があるようです。これはSNSを活用する際に使える機能だと思います。

広告関連機能

Keywordmapには、リスティング広告の調査・分析機能もあります。

一番使える機能は、競合がどのようなクリエイティブで出稿しているかと、一番使用しているクリエイティブはどれかを調査できる機能です。言い方が悪いですが、他社が行ったABテストを覗き見するようなものでしょうか。
例えば検索連動型広告のクリエイティブに、Aという文言を入れているクリエイティブと入れていないクリエイティブを併用しているのに、明らかにAという文言を入れているクリエイティブに多く依存していることがわかれば、Aという文言は効果的だということがわかります。

検索連動型広告と同じようにディスプレイ広告でも同じようなことが出来るので、競合他社がどのようなクリエイティブで攻めているのかを参考に、自社のクリエイティブを作成することが可能です。

コンテンツマーケ・SEO対策ツール-MIERUCA(ミエルカ)

ここまでKeywordmapを推しておいて何ですが、似たツールで気になるツールがあります。
それは「MIERUCA(ミエルカ)」というツールです。
公式サイトには、「CVにつながるキーワード予測機能」「CV改善に足りないコンテンツを可視化」「SEO施策を重要度順に提案」「サイト内導線を改善し、CV率を向上するヒートマップツール」など気になる機能が色々あります。
ただお値段が月定額(15万)と明確に記載されています。

ちなみにKeywordmapはプランによって価格が違います。明確に価格は覚えていませんが、当時の価格はMIERUCAよりやすかったはずです。※現在はわかりません。色々機能拡張されているので金額が変動している可能性大です。
こういう価格は書いちゃいけないような気がするので明記しませんが、その価格は私にとってコストパフォマンスが良く満足の行く価格でした。

Keywordmap for SEOまとめ

  • ツールはあくまで補助であり、データの向こうにいるユーザーファーストで
  • Keywordmapを使うことで作業の効率化が可能
  • コンテンツ(ページ)作成に有用な機能満載
  • ツールをうまく使えば、未経験者の人材でも一定の品質を確保したコンテンツが作れる
  • リスティング広告の調査・分析機能もある

Keywordmap for SEO公式サイト